ロスト・イン・トランスレーション
別々の事情で東京に来た初老の男性と若い人妻が同じホテルで出くわして心通わせていくストーリー。
そんな予備知識とソフィア・コッポラ監督作ってことぐらいしか知らずに鑑賞。
ちょっとおしゃれなライト失楽園みたいな映画かなーって思ってたけど全然違ってました。
ラブストーリーなんだけどプラトニックで凄く良い映画でした。
基本的に人間はひとりぼっちで寂しがり屋で、誰かに分かってもらいたくて、でも結局本当の意味で分かってもらえるはずなんかないってあきらめてて。
今一番共有したい価値観が常に最愛の人と共有できるわけではなく、たまたまそこに居合わしてしまった他人と共有できてしまった。そんなお話。
優しくてクールで知的できっと日本の武士道とかワビサビが好きな監督の視点が日米ハイブリッドな東京が舞台でしかあり得ない映画だと思いました。
大好きです、この映画。
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