少年メリケンサック

下品で残酷で優しい映画。
峯田くんが主演で田口トモロヲさんが監督のアイデン&ティティも残酷で優しい映画だったけど、これはそれにかなりエッヂの効いた下品さがプラスされる。
この映画では中年バンドのボーカルを田口さんが、そして25年前の若い時の田口さんの役を峯田くんが演じてたり、70年代の伝説のバンドの人たちがカメオ的にちょい役で出てたり、ドラマー役は実際にグループ魂*1のドラマーだったりとクドカンらしいギミックも当然満載。


最初にも述べましたが、この映画は凶器的に下品です。ただ主演の宮崎あおいちゃんがあまりにきらきら輝いていて、観終わった後忘れちゃってる人が多いかもしれませんが、冷静に思い出すとかなり酷い(笑)
つーかお下劣です。そのまま地上波に乗るのか疑問です。デートには適さないと思います。
ゲロ・クソ・ケツ・屁にバイオレンスに曲がった鼻、全部リアルに出てきますから。
でもだからこそ優しい映画なのかもしれないし、さすがクドカン!って映画でした。
公開日に観に行くくらい楽しみにしてて全く期待を裏切らない出来でした。

そしてやっぱり宮崎あおいは凄いって思わせる映画です。


クドカンの監督一作目の弥次喜多道中も観てみたくなりました。


少年メリケンサックはこんな感じ [DVD]

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(2009年映画鑑賞3作目)

*1:監督のクドカンがやってるバンド