愛人/ラマン
この淫靡なタイトルの映画、公開当時高校2年生だった僕は一人で地元の単館系映画館で鑑賞しました。
実家の家業の関係でその映画館のフリーパスチケットを持っていた僕は一人で良く映画を見に行っていたのですが、この作品の上映時は凄い人気で100席弱のシアター内が満席になってるのを初めて目撃したのでした。
そしてさらにビックリしたのがお客さんのほぼ全てが20代から30代の女性。男性客は僕を入れてたったの4人しか確認できなかったことを今でも鮮明に覚えています。
でも、映画の内容はほとんど覚えていなかった。
ただ映画ラストに観客の女性達のすすり泣きが聞こえてきて「あー大人の女の人には泣ける映画なんだー。僕には全然分かんないなー」とぼんやり思ったことを覚えています。
そんで15年ぶりくらいに、大人になった僕が見たラマン。
やっぱし年を重ねそれなりに恋愛もいろいろ経験した今見てみると感じ方が違いますね。恋愛映画は大人の映画です。
舞台は1920年代のフランス領インドシナ。
30代の中国人富豪の男と15歳のフランス人の女子校生の恋のお話し。
10代で観た時はどちらの登場人物にも感情移入できなかったような気がする。
どっちかというと女の子の方にしてたのかも知れないけど、僕の精神年齢は彼女ほど高くなかったのかも知れないし、現状に対する不満とか不安とかいらだちはそこまでなかったはず。
今見ると完全に30代の男の方に感情移入ですね。
女の子にぞっこん惚れ込んで振り回されて最後にアヘンっつーくらい情けない男ですが。
でも気持ち分かるよーって。好きで好きでどうしよーもないことあるよねーって。
ま、なんにせよ今回2度目に観ての一番の正直な感想は
「(主人公女の子の)わきのけ*1萌えー」
でした。
感動した!
高校生の時には気付かなかったなー。
僕も大人になりました☆
(目指せ100作鑑賞☆25作目)
- 出版社/メーカー: 東北新社
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 95回
- この商品を含むブログ (25件) を見る
*1:ブロンドです!!!!